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宮城県原子力防災訓練における耐災害ICTシステムの活用

~住民の避難状況を衛星経由で災害対策本部に送る映像伝送実証実験のお知らせ~

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2015年10月28日

国立研究開発法人 情報通信研究機構

NICT耐災害ICT研究センターは、10月30日(金)、宮城県と関係市町が実施する「原子力防災訓練」の一環として、衛星通信アンテナを搭載した車両により住民の避難状況を撮影し、その映像を災害対策本部等に伝送する映像伝送実証実験を行います。

1.映像伝送実証実験の実施日時及び場所

日時:平成27年10月30日(金)10:05~11:50
場所:
  • 女川町塚浜仮設住宅※1から、登米市米山総合支所※2を経由して、登米市中津山公民館※3までの避難バスの移動経路
    〔衛星通信アンテナを搭載した車両で避難バスを追走して、避難状況を撮影〕
  • 宮城県牡鹿郡女川町内
    〔町内の状況(道路の被災状況等)を撮影〕
  • 宮城県災害対策本部(宮城県庁内)及び女川暫定オフサイトセンター※4
    〔住民の避難状況等の映像をモニターに投影〕
※1:宮城県牡鹿郡女川町塚浜塚浜201-1
※2:宮城県登米市米山町西野字的場181番地
※3:宮城県登米市米山町中津山清水11-54
※4:宮城県仙台市宮城野区安養寺3-15

2.映像伝送実証実験等の概要

宮城県沖にて地震が発生し、女川原子力発電所で事故が発生した結果、住民避難が必要になったとの想定(「原子力防災訓練」における想定)の下、衛星通信用のアンテナやカメラを搭載した車両や、NICTが女川町に研究開発用に設置しているワイヤレスメッシュネットワークに接続されたカメラを活用して、避難バスによる住民の避難状況や、避難経路となる道路の被害状況等を撮影し、宮城県庁内に設置される宮城県災害対策本部と女川暫定オフサイトセンターに設置するモニターまで、これらの映像を伝送します。
NICT耐災害ICT研究センターでは、今回の映像伝送実証実験を含め、総合防災訓練の機会をとらえた社会実証活動等を行いつつ、耐災害ICTに関する研究活動や社会実装に向けた取り組みを行って参ります。

平成27年度宮城県原子力防災訓練における映像伝送実証実験の概要
平成27年度宮城県原子力防災訓練における映像伝送実証実験の概要

お問い合わせ先

耐災害ICT研究センター 企画室

西野 寿律
Tel:022-713-7511
E-mail: