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千曲市とのICTを利用した河川水害対策における協力に関する協定の締結について

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2014年6月23日

NICTは、平成26年6月16日(月)に、長野県千曲市とICTを利用した河川水害対策における協力に関する協定を締結しました。当日は、NICTの坂内正夫理事長と千曲市の岡田昭雄市長による調印式が行われました。

千曲市 岡田市長(左)とNICT 坂内理事長(右)
千曲市 岡田市長(左)とNICT 坂内理事長(右)

NICTは、千曲市内を流れる沢山(さわやま)川(千曲川支流)に設置した河川モニタリングセンサーと最新の無線技術を組み合わせた実験設備を用いて、河川水害対策の実証実験を千曲市の協力を得て実施します。

沢山川の雨量や沢山川に流れる水路の水位などの情報を、市役所内に設置した監視サーバに送信することで、千曲市が必要とする情報をリアルタイムに提供します。千曲市は、それらの情報を基に、災害時や災害発生前に同一の判断の下に水門操作者等が迅速な対応ができるようにします。

沢山川に流れる水路に設置したセンサー(水位計)
沢山川に流れる水路に設置したセンサー(水位計)

NICTは、千曲市の協力の下、平成28年3月末まで本実証実験を行い、その有効性を確認する予定です。


補足資料

千曲市河川水害対策の実験概要

NICTは、千曲市の沢山川のモニタリングデータ(水位、雨量)をリアルタイムに取得するセンサーネットワーク実験設備を設置しています。河川状況の見える化や水位予測による災害対策等への活用が可能です。

6箇所の排水機場の推移センサー、1箇所の雨量センサーから、10分間隔でデータを収集
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本件に関する 問い合わせ先

ネットワーク研究本部
ネットワークシステム総合研究室

西永 望
Tel:042-327-6864
Fax:042-327-7341
E-mail: