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平成25年度委託研究中間評価結果(概要)
採択
番号
課題名 研究
期間
(年度)
受託者
(◎印:
代表研究者)
主な評価コメント 評価
143カ2 革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発

課題カ 三次元映像End-to-End通信・放送システム(ユーザ指定自由視点映像システム)

~IVVV(Interactive Virtual Viewpoint Vision)の開発~
H24
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H27
◎中京テレビ放送株式会社
各受託者において、各々の分担内容に対する研究が進められ、要素技術に対する中間的な研究成果は得られつつあると判断される。また、相互でのデータの受け渡しに対する考え方も整理されてきている。
コンテンツという観点からもっとしっかり検討を進めて頂きたい。
リアルタイム(に近い)で提供できるサービスと時間をかけて提供するサービスとを区別して整理し、各々のサービスに対するユーザの利用の度合、ニーズを評価すること。
映像品質的に今後一般の方にも受け入れられるような品質を実現できるのか十分な検討が必要。一般ユーザがどういうものを望んでいるかを調査し、それを本研究開発に反映していくこと。
A
シャープ株式会社
学校法人慶應義塾
国立大学法人福井大学
国立大学法人名古屋大学
151アイ01 高機能光電子融合型パケットルータ基盤技術の研究開発

課題アイ 低消費電力・低遅延高機能光電子融合型パケットルータに必要な基盤技術の研究開発 及び低消費電力・低遅延高機能光電子融合型パケットルータの応用技術の研究開発
H23
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H27
◎日本電信電話株式会社
100G級光電子融合パケットルータ実現に向けて、サブシステムを構成する各種光電子デバイスの提案と実現、それらを用いたプリプロトタイプ実証に向けての回路試作、大規模データセンター構築に向けてのフォトニックフロー制御技術のシミュレーションによる確認や仮想ネットワーク構築のための提案など、順調な成果や当初目標を上回る成果も上げている。また、更なる低消費電力化や全光化にも繋がる革新的光デバイスも着実に進捗している。
今後はこれらの成果の融合により高機能低消費電力システム化が重要であり、その点幹事企業であるNTTのリーダーシップを期待したい。そして、さらなる成果の前倒しを通じて、激しい競争や技術的展開が目まぐるしいこの分野での先導的な結果を期待したい。
S
国立大学法人大阪大学
国立大学法人九州大学
日本電気株式会社
151イ01 高機能光電子融合型パケットルータ基盤技術の研究開発

課題イ 低消費電力・低遅延高機能光電子融合型パケットルータの応用技術の研究開発
H23
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H27
◎株式会社構造計画研究所
トラフィックの拡大による種々のQoS(Quality of Service)への要求、そして甚大な災害にも強靱なネットワーク構築、そしてそれらを低消費電力で対応することはいずれも急務な社会的要請であり、その点、光パケットルータを光パスネットワークとも統合しながら光電子融合光パケットルータで構築することは有望と考えられる。
これまでに、臨機応変な計画変更を含めて一部計画遅れもあるものの、配分予算を鑑みて着実な成果を上げてきており、課題アのグループとも連携することにより、当初目標以上の成果達成も可能と考えられる。
この社会的強靱ネットワークのニーズは一層増加するとともに多様化することも考えられ、出来るだけ早期の目標達成や、社会ニーズの変化に適宜対応した目標の修正など臨機応変の対応を期待する。
A
学校法人東京電機大学
153ア01 光トランスペアレント伝送技術の研究開発(λリーチ)

課題ア メトロ・アクセス広域・大容量化技術に関する研究
H23
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H27
◎日本電信電話株式会社
計画通りほぼ100%順調に進んでおり、中間目標は100%達成されると判断できる。費用対効果は良好である。
光ネットワーク基盤の実現に向けて欠くことのできない重要な技術である。又、先端技術の世界的研究開発成果を通して,日本及び世界に対する貢献が顕著であり、大きな社会的インパクトが期待できる。
今後の目標についても現時点で考えられることは具体化されており、今後の試作や連携を通して、最終目標の達成に向けた着実な成果が十分期待されるものと考える。
A
富士通株式会社
国立大学法人大阪大学
153イ01 光トランスペアレント伝送技術の研究開発(λリーチ)

課題イ 波長/サブ波長適応制御技術に関する研究
H23
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H27
◎三菱電機株式会社
研究の進捗はおおむね計画通りであり、研究の有効性を示す成果が着実に蓄積されつつある。中間目標は年度末までに100%達成されるものと考える。
成果の展開として実用化を見据えた開発を指向しており、波及効果も高いものが期待される。特許出願等に比べて、論文発表等アカデミックな貢献が少ない部分が見受けられたが、成果自体は着実に上がっているため、期間内に追加して活動されることを望む。
本研究開発は、光技術をベースとする社会基盤を成熟させるために必要な中核的要素技術であり、波及効果は高く大きな意義があると考えられる。今後は、課題内・課題間の連携を密の図り、完成度の高い成果を期待する。
A
日本電気株式会社
153ウ01 光トランスペアレント伝送技術の研究開発(λリーチ)

課題ウ ダイナミック適応型フォトニックノード構成技術に関する研究
H23
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H27
◎日本電信電話株式会社
研究の進捗は、計画より先に進捗しているものもあり順調である。研究の有効性を示す多くの成果が学会等で活発に発表されつつある。今後も、最終目標に向けて、ハードウェアの試作や連携実験等で多くの成果が期待され、波及効果も高いものが期待される。
本研究開発は、光ネットワーク基盤を支える重要な要素技術であり、世界的に研究開発が進められている柔軟で大容量化の通信ネットワークの実現不可欠なもので、社会的ニーズも高く大きな意義があると考えられる。今後は、課題内・課題間の連携を密にして、完成度の高い成果を期待する。
S
国立大学法人名古屋大学
日本電気株式会社
総合評価の評価点 S:非常に優れている A:適切である B:やや劣っている C:劣っている