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平成25年度委託研究終了評価結果(概要)
採択
番号
課題名 研究
期間
(年度)
受託者
(◎印:
代表研究者)
主な評価コメント 評価
142 情報通信・エネルギー統合技術の研究開発 H21
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H25
◎国立大学法人京都大学
論文発表、特許出願など目標に向けた多くの研究開発成果が得られており、これらの積極的広報活動などは評価される。今後これら個々の成果が生かされる機会もあると考えられる。これらの成果を統合した実用化について、体制も含め十分な戦略を立てることが重要である。
A
国立大学法人神戸大学
大和ハウス工業株式会社
株式会社エネゲート
株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
14701 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~多様なネットワーク管理とサービス提供を可能とするリアルタイムマルチエージェントシステム~
H22
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H25
◎国立大学法人大阪大学
受賞、外部発表、論文発表の件数は多い。JGN-Xでのデモ実験も行い、稼動する実験システムが構築されたことが評価される。実用化と標準化へのアプローチが若干弱く、産業界への貢献や、それを介した社会的な貢献までにはかなり時間を要すると考えられる。
A
公立大学法人大阪府立大学
14702 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~光統合ネットワークの制御技術と光パケット安定処理技術の研究開発~
H22
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H25
◎ルネサスエレクトロニクス株式会社
ほぼ目標通りの成果を得ている。高速、低消費電力のチップが実現され、ソフトウェアとともに統合された光パスパケットシステムとしてInterop 2013でデモンストレーションできたことは社会への訴求効果という点で高く評価できる。これはNICT自主研究、管理運用システムの委託研究ともよく連携ができた結果であると評価できる。なお、ヘッダ処理チップ、光アンプは今後の光技術の高度化に応用できるものとなっている。
A
富士通株式会社
国立大学法人大阪大学
14703 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~アプリケーション指向型パケット・パス管理システムの研究開発~
H22
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H25
◎株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズ
革新的かつ実用的な管理システムを実現し、デモンストレーションまで行った。また、費用対効果も大きい。この点では極めて優れているという評価も可能である。一方で、特許、研究論文とも目標を達成できておらず、知的財産に関する取り組み不足となった点は今後の挽回を期待する。
A
15401 デジタル位相光制御による低消費電力高速コヒーレント伝送技術の研究開発 H23
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H25
◎株式会社アルネアラボラトリ
短期間の研究計画により実用性の高い成果が期待された課題であったが、高い目標値と挑戦的な研究内容によりデモンストレーションを含んだ一定の成果を達成する事が出来た。目標値から比べると未達成な部分もあるが、短い期間と限られた予算で実質的には満足できるものと考えられる。光システムの開発のみならず、計測装置の開発、狭線幅光源の計測への応用など副産物も多く得られる見通しであり、今後ニーズの喚起や標準化への取り組みも期待したい。
知財への取り組みや対外発表などではやや不十分なところもあるが、今後の展開は期待できるものであり、とにかく社会に還元できる成果を意識して頂きたい。
本テーマは日本独自のコヒーレントな光通信技術の新しい取り組みであり、この成果を社会的インパクトが大きく世界を先導する成果まで高めて頂きたい。
A
国立大学東北大学
沖電気工業株式会社
15501 究極立体映像用超高密度・超多画素表示デバイスの研究開発 H23
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H25
◎株式会社JVCケンウッド
研究課題を確実に解決し、求められた目標を実現したことは高く評価される。また、開発されたデバイスは、関係する研究者に供給可能であり、日本の電子ホログラフィー技術の発展に大きく寄与すると考えられる。また、スーパーハイビジョン技術にも接続性がある点は、この技術開発の付加的な有用性として評価できる。十分な成果が適切な費用対効果で得られており,今後の波及効果を期待したい。本研究開発のベースとなるLCOSデバイスは日本で展開された技術であり、ここで培った経験をさらに深化させて我が国の映像情報技術分野の発展に貢献してほしい。
A
総合評価の評価点 S:非常に優れている A:適切である B:やや劣っている C:劣っている